夢香

漢字辞典

梗

音読み

こう、きょう

訓読み

ふさぐ、やまにれ、おおむね

画数

11画

JLPT

N/A

意味

For The Most Part, Close Up, Flower Stem

「梗」は全11画、部首は「木(きへん)」の漢字です。左の「木」と右の「更(こう)」から成る左右構成の字で、音読みは「こう・きょう」、訓読みは「ふさぐ・やまにれ・おおむね」。桔梗(ききょう)・脳梗塞(のうこうそく)・梗概(こうがい)といった語に使われます。やまにれとは、日本に自生するニレ科の木で、漢字では「梗」の訓読みとして記されます。

「梗」の意味

  • ふさぐ・つまる:脳梗塞のように、通り道がふさがること
  • おおむね・あらまし:梗概=物語の大筋。全体をざっと通した要約
  • 草木の茎(やまにれ・花の茎):桔梗のように、植物の名にも用いられます

「梗」の成り立ち

「梗」は、木の性質を表す「木」に、音を担う「更(こう)」を合わせた形声文字です。もとは「やまにれ」という堅い木を指し、その堅さから「つまる・ふさぐ」の意が生まれ、さらに転じて「あらまし(梗概)」を表すようになりました。

「梗」の書き方 — 構成のコツ(全11画)

左右の幅を「木:更=3:7」ほどに取り、きへんを控えめに、更をゆったり構えると整います。

  • きへんは縦長に締める:右側に更を置く場所を空けるため、最後の右払いは長く伸ばさず「点」で止めます。
  • 更は横画を等間隔に:上の横画から順に、間隔をそろえて平行に置きます。
  • 中央の縦画を一本通す:更の中心を貫く縦画で背骨を作り、最後の払いを右下へ伸びやかに送って字を締めます。

書体ごとの表現

楷書(かいしょ)

きへんと更の重心を横一線にそろえ、更の横画を等間隔に積みます。右払いをのびやかに送って安定させます。

行書(ぎょうしょ)

きへんから更へ筆脈をつなぎ、横画の連続にリズムを持たせます。骨格は保ったまま流れを添えます。

草書(そうしょ)

更の横画を大胆に省き、中央の縦画と最後の払いで字姿をまとめます。省いても左右の重心が伝わるようにします。

まとめ

「梗」は11画、部首「木」の左右構成の字で、「ふさぐ・あらまし」を表します。きへんを縦長に締め、更を横広に据えて中心の縦画を通す——この左右の均衡を意識すれば、画数の多い字も端正にまとまります。

「梗」を美しく書くコツ

  • • 楷書では一画一画を丁寧に。止め・はね・払いのメリハリを意識
  • • 行書では筆の流れを活かしてリズムよく
  • • 草書では大胆に省略しつつも字形のバランスを保つ
  • • 全11画。筆順を守ることで自然と美しい字形に

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執筆・監修

夢香 MUKYO

東京を拠点に活動する書家。古典に立脚した書から現代的な書まで手がけ、書の魅力を世界へ発信する。

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