夢香

漢字辞典

慰

音読み

い

訓読み

なぐさめる、なぐさむ

画数

15画

JLPT

N1

意味

Consolation, Amusement, Seduce, Cheer, Make Sport Of, Comfort, Console

「慰」は全15画、上部「尉(い)」と下部「心」から成る上下構成の漢字です。音読みは「い」、訓読みは「なぐさめる・なぐさむ」。画数が多い字ですが、まず上下2段に分け、下の「心」を広く低く据えて上の重みを受けると整います。

「慰」の意味と成り立ち

「慰」は、「心」に「尉」を重ねた字です。「尉」は火のしで布を押さえて平らにする意から「おさえる・なでる」を表し、そこに「心」を添えて、乱れた心を押さえ静める——「なぐさめる」という意味になりました。音読みは「い」、訓読みは「なぐさめる・なぐさむ」です。

「慰」の書き方 — 構成と筆順

  • 上下2段で捉える:上に「尉」、下に「心」。15画と多いので、二つのブロックに分けてから書くと崩れません。
  • 上部「尉」は左右に配る:左は「尸」の中に「示」、右に「寸」。左をやや詰め、右の「寸」を添えて横幅を抑えます。
  • 下部「心」は広く低く:土台として左右に大きく広げ、点と曲がりの間隔をそろえて、上の重みを受け止めます。

書体ごとの表現

楷書(かいしょ)

上部「尉」の横画をそろえ、下部「心」の三つの点と曲がりを一定の間隔で整えます。止め・はね・払いのメリハリで端正に仕上げます。

行書(ぎょうしょ)

上部から下部への運びをつなげ、「心」の曲がりに柔らかな動きを添えると、字義どおり穏やかな表情になります。

草書(そうしょ)

点画を大胆に省きつつ、上下の重心の流れを保ちます。心を静める字だけに、筆の緩急で落ち着きを表すのが見せどころです。

まとめ

「慰」は15画、上部「尉」と下部「心」の上下構成です。下の「心」を広く低く据えて上の重みを受ける——この均衡が、心を静めるという字義にかなった、落ち着いた字形を生みます。

「慰」を美しく書くコツ

  • • 楷書では一画一画を丁寧に。止め・はね・払いのメリハリを意識
  • • 行書では筆の流れを活かしてリズムよく
  • • 草書では大胆に省略しつつも字形のバランスを保つ
  • • 全15画。筆順を守ることで自然と美しい字形に

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執筆・監修

夢香 MUKYO

東京を拠点に活動する書家。古典に立脚した書から現代的な書まで手がけ、書の魅力を世界へ発信する。

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