夢香

漢字辞典

児

音読み

じ、に、げい

訓読み

こ、-こ、-っこ

画数

7画

JLPT

N2

意味

Newborn Babe, Child, Young Of Animals

「児」は全7画、部首は「儿(ひとあし)」の漢字です。上部と下の「儿」から成る上下構成の字で、音読みは「じ・に・げい」、訓読みは「こ」。小児科(しょうにか)、乳児(にゅうじ)、児童(じどう)、鹿児島(かごしま)などに使われます。

「児」の意味

  • こども・幼い子:児童、乳児、幼児など、年少の子を指します
  • 赤ん坊・生まれたばかりの子:乳飲み子の意
  • 動物の子:獣や鳥の子にも用いられます

「児」の成り立ち

「児」は旧字「兒」に由来し、頭蓋の泉門(せんもん)がまだ閉じていない幼子の頭を上に、人を表す「儿(ひとあし)」を下に描いた象形の字です。頭の大きな子ども——という姿から「こども・赤ん坊」の意になりました。

「児」の書き方 — 構成のコツ(全7画)

「上を締め、下を開く」——この上下の役割分担が字姿を決めます。

  • 上部はやや小さくまとめる:子どもの頭にあたる部分。横画を等間隔にそろえ、幅を広げすぎないようにします。
  • 中心線を一本通す:上部の縦画から儿へと、中心を貫く一本の芯を意識します。
  • 儿を左右に大きく開く:下の「ひとあし」は、左払いをのびやかに、右のはねを高く送って、上の重みを広く受け止めます。ここが安定の要です。

書体ごとの表現

楷書(かいしょ)

上部の横画を等間隔に、儿の左払いとはねを大きく開いて土台を作ります。上下の重心を中心線でそろえます。

行書(ぎょうしょ)

上部から儿への筆脈をつなぎ、はねへ向かう運びに流れを持たせます。骨格は保ったままリズムを添えます。

草書(そうしょ)

上部を簡略化し、儿の勢いで一気にまとめます。省いても頭と足の上下関係が伝わるようにします。

まとめ

「児」は7画、部首「儿」の上下構成の字で、「こども」を表します。上を締めて下の儿を大きく開く——頭の大きな幼子という成り立ちを思い描けば、重心の定まった端正な字形に仕上がります。

「児」を美しく書くコツ

  • • 楷書では一画一画を丁寧に。止め・はね・払いのメリハリを意識
  • • 行書では筆の流れを活かしてリズムよく
  • • 草書では大胆に省略しつつも字形のバランスを保つ
  • • 全7画。筆順を守ることで自然と美しい字形に

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執筆・監修

夢香 MUKYO

東京を拠点に活動する書家。古典に立脚した書から現代的な書まで手がけ、書の魅力を世界へ発信する。

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